車への気づかなかった愛着

私は免許を取ってもう15年ほどになりますが、1度だけ車を乗りかえたことがあります。
ずっと欲しかった車を購入することになり、その際に今まで乗っていた車は廃車にすることになりました。

廃車にしたその車は、欲しかった車でも何でもなく、私が免許を取れた時にお祝いに、と知り合いの車屋さんが譲ってくれたものです。

中古の軽自動車でしたが、走行距離は40,000kmと少なく、程度も良く、免許取り立ての私には小さくてとても乗りやすい車でした。

5年ほどその車に乗りお金を貯め、ようやく自分が欲しかった車を購入できることになったのですが、その頃にはその軽自動車はとても売りに出せる状態ではありませんでした。

私の初心者時代を支えてくれたその車は、あちこちぶつけており、1度事故にあった際にクーラーや電気系統まで壊れてしまっていました。

車屋さんに相談したところ、部品取りに使うので無料で引き取ってくれる、とのことだったので、廃車をお願いする事になったのですが、今まで何とも思っていなかったその軽自動車、引き上げられる瞬間に、なぜだか涙が出ました。知らないうちに愛着がわいていたんですね。

しかし、いつまでも所有していても仕方がないので泣く泣く引き上げられていくのを見送りました。

引き上げられる瞬間になってようやく愛着に気づいた私は、思い出に、と車のシガーライターをもらいました。現在、そのシガーライターは新しい私の車の中に、私と一緒に乗っています。

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